本宮ひろ志さん雑誌連載漫画 南京事件で不適切表現 集英社に抗議殺到、釈明へ

http://www.sankei.co.jp/news/morning/09na1001.htm
クンタッシが始まりヤンジャン買うようになったあたりで「国が燃える」が今の展開に入ったので、経緯は知っていました。
社会派ネタは極力扱わないのが当サイトのモットーなのでこの件に関してはスルーしていましたが、ひとまず決着(?)がついたので取り上げました。

本宮さんも編集部も政治的意図は一切ない。南京事件は作品の完成度を高めるためには避けて通れないものだった。デリケートな問題という認識はあったので、本宮さんと編集部が慎重に検証しながら漫画化した。しかし検証に反省すべき点があった

全然慎重じゃないよ…
この作品はコミックス1巻で作者本人がネタ晴らししているように、満州への移民を斡旋した張本人である主人公が満州国崩壊後どう動くのかが主題なはずなので、そこに到る前につまらないことで騒がれたのは残念。
制作側が突っ込まれる隙をつくってしまったのが悪いけど。


勇介が従来の本宮漫画の主人公とはカラーが違うので洋平を出したのだろうけれど、実際に本宮テイストの補完をしていたのは石原莞爾だった。その石原が舞台袖に下がらないうちに洋平の捲土重来を図ろうと、行ったパフォーマンスが南京事件だったのだけれど、見事に裏目に出てしまいました。
今週号のラスト2ページ見開きの年表で時間が一気に3年進んでしまったのは今回の事件の影響か?